忌中・喪中の時に気を付けなければいけないこと

忌中・喪中の時に気を付けることとして共通しているのはお祝い事は慎むという事なので、新しい年が明けてお祝いをする年賀状に関しては送らないようにしましょう。

年賀状を送らない代わりに行うのが、12月の中旬頃に到着するように喪中の方から例年年賀状のやり取りを行っている方々に対して喪中はがきを送る事です。

またお正月に玄関などに飾るお正月飾りやしめ縄、鏡餅などに関しても年賀状と同様に避けるのがマナーですが、お雑煮やおせち料理などに関しては工夫して頂く事例が増えてきています。

そして、子供やお孫さんなどにお渡しするお年玉もお祝い事に当たるもののお小遣いや書籍代、文房具の購入費などという形式にすれば楽しみにしている方々に難なくお渡しできます。

年始には賀詞を口にして挨拶を行いますが、相手方から賀詞の言葉が掛けられたとしても喪中の場合は賀詞を口にしないのがマナーです。

さらに、おめでたい事柄としては結婚式もあり忌明けの後であるのなら予定通り進めていく事例が多いですが、式場や披露宴会場などの手配や各準備が進行しているのなら、両家の間でよく話し合った上で決めていく事と良いです。

そのように両家の間でよく話し合ったり、既に予定が進行しているのなら故人が結婚式に参加する事を楽しみに待っていたという気持ちを汲み取って通常通り結婚式を行っても構いません。

一方、忌中・喪中の時に結婚式の招待を受けた場合には相手方に事情を懇切丁寧に説明した上で欠席するとお伝えする事がマナーとなりますが、主催する側から今一度お誘いを受けた場合には出席しましょう。

加えて、忌中の間には神社に初詣に出かける事も控えるようにし、初詣を行いたい場合には四十九日を終えてから訪れるようにしましょう。

このように忌中・喪中の間には控えるべき事柄が多々ありますが、全ての事柄を控える必要性はなくイベントであれば自身もしくは家の判断で行っても構わないので、クリスマスや花火大会など良い思い出が作れる事は我慢しなくても良いです。