精進料理・精進落としのマナー②

葬儀の際には、精進落としが行われることがあります。
葬儀や法要の場では飲食のサービスがありますが、精進落としでは精進料理を食べます。
四十九日が過ぎるまで遺族は喪に服すため、昔は精進落としが日常生活に戻る区切りでもあったわけです。

現代では、葬儀の一区切りという意味で精進落としが行われることが多くなっています。
火葬が終わった後に、すぐ精進料理の席が設けられるケースもあります。

精進料理とは仏教の戒律をベースにした料理です。
仏教では動物の殺生を禁じているので、魚や肉を使わない食事を食べます
仏教が日本に渡り、天武天皇が僧侶の肉食を禁止します。
この頃から、日本では徐々に精進料理が発展することになります。

精進落としでは列席する人の数が決まっているので、料理は個別のお膳が用意されるのが一般的です。
精進落としのメニューは寿司や懐石料理、仕出し弁当などが人数分用意されます。

現在は精進料理のメニューについて細かい決まりはないですが、お祝いの席に出される食材は避けます。
通常は旬の野菜を使った料理や食べやすい煮物が多いです。

手頃な精進料理から高級な精進料理までニーズに合わせて選択します。
精進落としの席ではマナーを守ることが大切です。
遺族は僧侶や参列者を接待しますが、まず最初に僧侶を最上座に案内します。
会社の関係者や友人、親族の順に座り喪主が座るのは末席になります。
遺族は、飲食中に席を回ってお礼の言葉を伝えます。

精進落としに招かれた場合は、お酒を飲みすぎて失礼な行動をしないように気をつけます。
できるだけ控えめにして、遺族を気遣ってあげることが大切です。
挨拶は喪主か親族代表者が行い、挨拶が済んだら食事の前に献杯を行います。

献杯の際に隣の人と杯を合わすのはマナー違反になります。
献杯が終わると食事の時間になり、1時間から2時間ほど歓談します。
食事が終わったら、最後に喪主または親族代表が挨拶を行い終了となります。


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