葬儀用語: 初七日とは?

葬儀が滞りなく終了した後に行う一度目の法要が初七日で、初七日とは故人がしっかりと成仏する事ができるようにお祈りする事です

初七日について誤認されやすい点として挙げられるのが命日も数えて七日目という数え方になっている様子であり、一般的な数え方とは違いこの世を去ってから6日目という事になる事を念頭に置いておきましょう。

初七日とは葬儀にて喪主を務めた方が引き続き努めますが、突然身近な方を亡くしてしまい慌ただしくしている状況下では葬儀の事しか考えられなくなるため、前もって初七日についても知識を身に付けておくと安心です。

初七日という行事の名称を目にした場合、日数をしっかりと合わせなければならないと考える事例は少なくないですが、今日ではこれまでのように葬儀後に初七日を行うのではなく、葬儀時に合わせて初七日も行う事例が増えてきています。

このように葬儀に合わせて行う事を繰り込み法要と呼びますが、繰り込み法要を行うと僧侶は位牌と遺影に向けて読経します。

繰り込み法要と従来通りの初七日のどちらにも共通しているのは位牌に用いる素材は白木である事であり、後日本位牌が完成したら魂入れという儀式を僧侶に依頼し、これまで使用してきた白木を用いた位牌は寺院にお渡しします。

そして、初七日の法要が終了した後は参列してくれた方々に香典返しを行いますが、繰り込み法要として葬儀と合わせて行う際には葬儀を行った日にすぐにお返しできるようにする事が大切です。

お返しに関する相場はお供え物や香典における2分の1から3分の1なので、3千円から5千円を目安に用意すると良いです。

また、お返しの品として選ぶ物は消耗品もしくは食べ物というように使い切る事ができる物を選定するのがマナーなので使い切れる物を選びつつ、初七日のお返しの品である事がわかるのしを付けてお渡ししましょう。

お返しの品として定番になっているのがお茶で、軽量で持ち帰ってもらいやすい上に日持ちがするため大勢の方に喜んでもらいやすいです。


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