葬儀用語: 夜伽とは?

葬儀を控えた段階で耳にする機会が多くなる様子から葬儀前に持たれる事が増えるのが夜伽とは?という質問ですが、夜伽とは葬儀が行われる前に亡くなった方に生前親しかった方々が寄り添って一夜を過ごす事です。

生前に親しかった方々が故人に寄り添い一夜を過ごす夜伽で特徴的なのが、一晩中ろうそくまたは線香に灯した火を絶やす事がないように灯し続ける様子です。

一晩中にわたってろうそくまたは線香に灯した火を灯し続ける理由は、魔物が遺体に近づかないように魔除けとして行ったり、極楽浄土に向けた道標にするためです。
また、かつては遺体の安置や葬儀が屋外で行われたため、夜間に獣などが近づいてこないようにろうそくや線香を灯し続けていた習慣の名残でもあります。

今日では葬儀場を利用して数時間の葬儀を行う機会が触れているが故に、一晩中にわたって火を灯し続ける機会が減っている上に、葬儀場が火の取り扱いを許可していない事例も増えてきているためろうそくの形をした電気式を用いたり、8時間で使い切れる線香が多く使用されてます。

夜伽を行う場合に着用する服装は喪服ですが、生前に親しかった方々のみが残って一晩中寄り添うという特徴から喪服から過ごしやすい服装に着替えても構わないものの、明るい色の洋服やアクセサリーは使用しないのがマナーです。

そして、線香に対し火を灯す時にはマッチやライターは使用せずにろうそくに灯っている火を移すようにしつつ、消す場合には息で消すのではなく手で扇いだ風を用いて消す事も大切です。

また夜伽とは一晩中火を灯し続ける事ではありますが、大切な人を失ってしまった上に葬儀を行う遺族においては、交換する余裕が無く火を絶やしてしまう事もあります。
火を絶やしてしまった時には新しい線香を用意しつつ、供養すれば無問題なので慌てずに新しい線香に対しろうそくの火を移せば良いです。

さらに、古くから今日まで夜伽見舞いが習慣として根付いている地域なら夜伽見舞いを包みましょう。


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