儀用の数珠の購入方法と注意点

お葬式に行くと、ほとんどの方が数珠を持参されているのを目にしますよね。

一般的な常識として、葬儀の際には礼服を着用して数珠を持つことがマナーになっていますが、必ず持たなくてはいけないという決まりはありません。

しかし、常識として1つは持っておくと良いのではないでしょうか?
今回、この記事では葬儀用の数珠の購入方法と注意点について詳しく説明していきます。

そもそも数珠とは?

本来の正式な数珠は、108個の玉で作られています。
この108という数字は「人間の煩悩の数」と言われています。しかし、現在では昔のような考え方は少なくなり、数珠の玉の数も半分、またはもっと少なくなり、「厄除け」や「お守り」として持つ方も多くなってきました。

数珠の種類

数珠はどれを見ても同じように感じますが、男女別、宗教別になっています。

・宗教別
ご自身が信仰する宗派がなければ、宗派を問うことがない略式形式の数珠を購入しておくと良いでしょう。

信仰する宗教がある場合には、その宗教の数珠を購入しておきます。
自分の信仰する宗教と、葬式に参列する方の宗教が違っても、マナー違反にはなりません。

・男性用
男性の数珠の特徴は、数珠の玉が大きいことです。また、落ち着いた色が多い傾向があります。

・女性用
女性の数珠は、男性よりも小ぶりに作られています。また、男性の数珠と比べると数珠の房が明るい傾向にあります。

女性の場合は、未婚の場合、将来的に嫁いだ先の宗派が自分と違う可能性もあります。
そのため、宗派が兼用となっている数珠を購入する人も多いです。

数珠の購入方法と値段の目安

数珠を購入する場所には、仏具店、インターネット通販、100円ショップなどで購入できます。
しっかりとした形式の数珠を持っておきたいと考える方は、仏具店やネット通販がいいでしょう。

100円ショップでも購入はできますが、忘れた場合などに買う位の方がいいでしょう。

数珠の値段は安いものであれば、100円から200万円位まで様々です。

数珠を使用する際の注意点

・数珠の貸し借りはしない
昔から親しい間柄でも、数珠の貸し借りはいけないとされています。数珠にはその数珠を持っている人を守るという役割もあるからです。

数珠を持っていなくてもマナー違反にはならないので、借りるなら数珠はなくても良いでしょう。

・アクセサリーのものは使用しない
最近では数珠のようなブレスレットがあります。しかし、これはアクセサリーとして使うものなので、葬儀の場では使用しないようにしましょう。


関連記事

  1. 香典のマナーとは?書き方や金額の相場について

  2. 葬儀のマナー: 葬儀場に赤ちゃんを連れて行く場合

  3. お葬式のマナー 受付の仕方

  4. 通夜・葬儀での数珠の持ち方・使い方・選び方

  5. 会葬者への伝え方

  6. お淋し見舞いとは?